東京六大学リーグ、立大vs明大の2回戦では明大のドラフト候補・上本崇司選手が2番ショートで出場し、4打数2安打2打点を記録する活躍でチームを勝利に導いた。バットを短く持つ新しい打撃フォームで2試合連続2安打を記録、この活躍に広島も高い評価をしている。
上本崇司選手は阪神・上本博紀選手の弟で広陵高校時は兄同様に甲子園でヒットを量産しプロから注目されていた。しかし大学では1年生からセカンドのレギュラーとして出場しながら4年春までの通算打率は1割9分と低迷していた。
この打撃に視察した広島・苑田スカウト部長は「打撃がガラッと代わった。あれなら首位打者かベストナインが狙える」と話した。広島は上本選手のドラフトでの指名を明言していると日刊スポーツは書いている。
上本選手は進路をプロ一本に絞り指名を待つ。阪神なども注目をしているが、広島が3位、4位で指名することになりそうだ。
明大は阪神・上本の弟、崇司が課題の打撃でプロ入りを猛アピールした。1―1の2回1死満塁から右前に勝ち越しの2点適時打を放つと、4回にも右前打。今秋からバットを短く持つスタイルに変え、2試合計7打数4安打、打率・571の大当たり。「バットコントロールがしやすくなった」と手応えを口にした。兄・博紀は早大時代にリーグ15位の通算109安打を誇るが、この日の2安打で通算51安打。「兄の凄さを感じる」と苦笑いを浮かべつつ「打率3割を目指したい」と安打量産を宣言した。
地元・広島など5球団のスカウトの前で、上本が2戦連続の2安打。2回1死満塁でスライダーを右前へ流し打ち、リーグ通算50本目のヒットが決勝の2点適時打。1週間前から「コントロールしやすくなる」とバットを短く持つ構えに変えた。兄は早大で通算109安打しており、「すごさを感じます」と笑った。170センチ、70キロながら50メートル5秒9の俊足でプロ入り志望。「プロでは兄を超えたい」と意気込んだ。
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