東京六大学リーグでは法大vs東大の試合が行われ、155kmエース・三嶋一輝投手が先発すると、ストレートは149kmを記録し7回3安打8奪三振1失点という結果を残した。
4四球と制球に課題を見せて「満足はしていない」と言いつつも、ストレートの走りについては「オープン戦から好調」と納得していた。この日はプロ7球団が視察に訪れるなど最後のシーズンで注目も集まっている。まだ志望届は提出していないもののプロを志望しており、ラストシーズンに持ち前のストレートでプロに猛アピールする。
また、3年生まで快調にヒットを量産してプロから注目されながら、春のリーグ戦では打率.125で規定打席到達選手中最下位となってしまった多木裕史選手、この日は1番サードで出場し2ベースヒットを放って3打数1安打、2つの四死球を選びリードオフマンとしてチームを引っ張った。
これでリーグ通算100安打まであと9本とし、「意識はするけど、チームの優勝と同時に達成できれば最高」と話した。春の不調とショートからサードに転向したことがプロの評価に影響を与えていそうだが、最後のシーズンを納得行くものにして、プロか社会人かの進路の選択をする。
東京六大学リーグ第2週第1日(15日、東大1-8法大、神宮)法大は投打がかみ合い好スタート。金光監督は「今季初戦なので、一番経験のある投手を出した。安定している」と、期待に応えた右腕を褒めた。
三嶋は力のある速球で東大打線を押し、7回を投げて3安打1失点8三振。プロ志望の4年生は「先発でも抑えでも、優勝するために何でもいく。それで力をアピールできれば…」と意欲的だった。
1回戦2試合が行われた。第1試合は史上29人目の通算100安打を狙う今秋ドラフト候補の法大・多木裕史内野手(4年)が、3回に今季初安打となる右中間への二塁打を放ち、大台到達まで残り9本に迫った。チームも東大に8―1で快勝した。第2試合は立大が明大を2―0で下して先勝した。
今春不振を極めた法大・多木が今季初戦で初安打を放った。3回に先制点のきっかけとなる二塁打を放ち、チームの快勝を演出。「これで気持ちが楽になった」と笑顔を取り戻した。通算100安打まで残り16本で迎えた今春は13試合でわずか6安打。打率・125と規定打席に到達した37人中、最下位に沈んだ。軸足に体重を長く乗せる新打法で復調をアピールし「(100安打は)意識はするけど、チームの優勝と同時に達成できれば最高」と話した。
9日の2回戦では封印したスライダーも解禁し、5三振を得意球で奪った。2年生左腕は、16日の鎌倉学園戦へ向け「ゲーム(の流れ)を読んでクレバーな投球ができれば」と意気込んだ。
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