東京六大学の法政大vs立教大の試合は、ここまで好投している3年生石田健大投手が1失点するなど、調子はそれほど良くなかったように見える。9回まで7安打を許したものの鋭い変化球で三振を奪い、12奪三振で1失点に抑えて完投した。
攻撃ではシーズン当初は1番で活躍しケガで休んでいた大城戸匠理選手が7番レフトで出場し、5回にホームランを放つと、続く8番、木下拓哉選手が続いて2者連続ホームランで逆転、そのまま2-1で勝利した。
木下拓哉選手は184cm88kgの大型捕手で、プロ複数球団が注目している。大型捕手だがキャッチングなど守備面で評価されており、打撃の成長も評価されている。ドラフト会議での指名があるものと思われる。
大城戸選手は50m6.0秒の俊足外野手で今シーズン当初は打率6割を越える打撃を見せていた。規定打席数に達していないものの、今後出場し続ければ首位打者を獲得できるしプロも十分狙える身体能力を持つ。そして現在打率.542で首位打者なのが河合完治選手。この日も4打数2安打を記録しドラフトに向けて大きくアピールしている。
打率は低いものの遊撃手として評価の高い西浦直亨など、今年の法大はドラフトで大量指名があるかもしれない。そして来年は石田健大投手はドラフト上位候補の一人としてマークされる事になるでしょう。
法大の4年生コンビの連続本塁打で勝負を決めた。
5回1死からまずは6番・大城戸がスライダーを右翼席に運び「前の打席でチャンスをつぶしていたので、うまく叩けた」。続く木下も甘く入った直球を振り抜き、右翼席へと運んだ。前日無安打に終わったため、4番から7番に打順を下げていたが「心境は変わらなかった。いいきっかけになってくれれば」と前を向いた。
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