京都大の田中英祐投手が注目を集める関西学生野球連盟だが、来年はプロ注目の投手が揃う。この日は3投手が登板したが、ピリッとしない結果となった。
来年のドラフト候補トリオ
立命館大・桜井俊貴投手
京都大戦で先発した立命館大・桜井俊貴投手。春のリーグ戦では断トツのイニング数を投げ、大学選手権でも体を大きく使ったフォームで好投を見せた。しかし春の疲労も心配されていた。ちなみに高校時代は兵庫の公立・北須磨高校で好投し、氏身長は180cmだが、当時のダルビッシュブームで「公立のダルビッシュ」と報道された。
この日の京都大戦では8回まで無失点と粘りのピッチングを見せたが、9回に突如つかまり4失点で降板した。8回2/3を投げて8安打5奪三振1四死球で4失点という内容だった。
関西学院大・宇都宮健太投手
宇都宮健太投手は球速は144km/hも、キレの良いストレートで昨年の明治神宮大会で1試合16奪三振を記録している。この日は同志社大を相手に先発したものの、初回に1失点、3回にも1失点して結局3回6安打2奪三振3四死球で2失点して降板した。
同志社大・柏原史陽投手
柏原史陽投手は174cmながら149km/hを記録し、速球派投手として期待されている。昨年はエース級の活躍をみせ、春も序盤は生きの良い投球を見せたが後半に調子を崩し3勝3敗に終わった。
ちなみに桐光学園出身で松井裕樹投手の2つ上、夏の神奈川大会では準優勝で甲子園に出場はできなかったが、次の年に松井投手が甲子園出場を決めている。同志社大には理工学部に一般受験で入学し物理を専攻している。
この日は先発の4年生・大家淳徳投手が5回途中でマウンドを降りると2番手として登板したが、2回を投げて4四死球を与え2失点と調子はまだ取り戻せていない。
来年のドラフト上位に向け
3投手とも来年のドラフト上位に入ってくる実力と実績を持っている。この秋のリーグ戦で活躍し、ドラフト上位候補としてリストアップしてもらう事で、来年の注目度がグッと増すことになる。
また来年に向けて、さらに成長した姿を見せられればドラフト1位に名前が挙がってもおかしくない。3人とも下級生の時から投げており疲労もあるだろう。故障には十分気をつけて成長を期待したい。
コメント