JR東日本・吉田一将投手vs日本生命・柿田裕太投手の投げ合いに阪神・中村GMなど9球団30人以上のスカウト視察

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 練習試合でJR東日本と日本生命が対戦し、ドラフト上位候補の投手同士の投手戦となった。

 JR東日本の先発はドラフト1位指名確実となっている吉田一将投手。この日、ストレートは145km/hを記録、7回にホームランを打たれて1失点したものの3安打6奪三振1失点で完投し、ドラフト1位候補の実力を見せつけた。普段の練習試合では6回前後で降板していたが、この日は日本選手権に向けて完投した。「終盤も球威が落ちなかった」と話した吉田投手、スタミナの課題についても問題ない事を示した。

 対する日本生命もドラフト上位候補の柿田裕太投手が先発すると、都市対抗準優勝のJR東日本を5安打8奪三振で完封し1-0で勝利した。唯一の1点はプロ注目のスラッガー、井上晴哉選手のホームランによるものだった。

 この試合には阪神が中村GM以下9人で視察するなど、9球団30人以上のスカウトが集まった。中村GMは吉田一将投手について「球のキレ、コントロールの良さ、評価されている投手だし当然即戦力。」と話した。また柿田投手についても「投げっぷりがいい。1位で消える選手」とこちらも最上位の評価を与えた。

 中村GMは現場の要請を受けて昨日、九共大・大瀬良大地投手を視察しているが、吉田一将投手か大瀬良大地投手か、どちらかを指名することになりそうだ。また、柿田裕太投手も外れ1位の候補に入ってきたと考えてよいだろう。この日視察した他の球団のスカウトも柿田投手の評価は上がったのではないだろうか。高校卒で社会人3年目と若く、今年春から好調を続けている柿田投手も1位候補12人の中に入ってきそうだ。

虎スカウト9人!JR東日本・吉田視察  - デイリースポーツ:2013/9/23

 ドラフト1位候補の投げ合いに、プロ9球団30人以上の関係者が詰めかけた。最多の9人で視察した阪神は、中村GMらが最後まで投手戦を見届けた。

 吉田は191センチの長身をいっぱいに使ったバネのある投球で、145キロをマーク。本塁打を打たれたものの3安打6奪三振1失点で完投し「初回から全力を意識した。内容はよかったが、負けたという結果は反省」と振り返った。普段の練習試合は六回までに降板することがほとんどというが、この日は10月末の日本選手権大会を見据え、関西の強豪を相手に完投。「終盤も球威は落ちなかったし、長いイニングを投げていい方へ弾みがついた」と手応えをつかんだ。

 阪神・中村GMは「いいねえ。球のキレ、コントロールの良さ。評価されている投手だし、当然即戦力。それくらいに位置づけていい」と高く評価した。前日は九州共立大・大瀬良大地投手(4年)を視察。現場からはドラフトで即戦力投手を望む声もあり、今後は大阪桐蔭・森友哉捕手(3年)ら高校生のほか吉田らアマトップクラス投手も含め候補を絞っていく。

中村GMは日本生命・柿田も評価  - デイリースポーツ:2013/9/23

 阪神・中村勝広GM(64)が22日、大阪府吹田市で行われた日本生命‐JR東日本の練習試合を視察した。今秋ドラフト1位候補の148キロ右腕・JR東日本・吉田一将投手(23)と145キロ右腕・日本生命・柿田裕太投手(21)の投げ合いに熱視線を注いだ。

 急成長の右腕・柿田が5安打8奪三振完封で、今夏の都市対抗野球大会準優勝チームに勝利した。七回には4番・井上がバックスクリーン直撃弾を放ち唯一の得点を奪った。「ストレートをはっていた。冷静に力勝負できた」と会心の当たり。阪神・中村GMは柿田について「投げっぷりがいい。1位で消える選手」と評価した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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