高校野球神奈川大会では横浜隼人vs横浜商大高という試合が行われ、横浜隼人が勝利した。プロ注目の横浜隼人・宗佑磨選手や横浜商大高の続木悠登投手の視察に、プロ9球団のスカウトが訪れた。
横浜隼人・宗佑磨選手
宗佑磨選手は182cmの大型内野手ながら50m5.8秒の俊足に通算25本塁打の長打力もあり、プロがドラフト上位候補にも名前を挙げる選手。
6月に右ひざの膝蓋骨を骨折しているが、この日は試合に出場すると3打数ノーヒット1四球に終わり、7回までで交代した。万全な状態で最後の夏を迎えられなかったが、既に評価は固まっているとみられる。ドラフト3位当たりで消える可能性がある。
また横浜隼人では手塚渓登選手が通算48本塁打となるホームランをレフトスタンド場外に放ち、こちらもアピールした。
横浜商大高・続木悠登投手
一方、続木悠登投手は4回に特大のホームランを浴びるなどしたが、続木ボールと呼ばれるチェンジアップなどで粘りを見せ、8回まで3失点に抑えていた。しかし9回に2アウト1,2塁からサヨナラヒットを浴びて敗れた。
1年生で素晴らしいフォームから130km/h後半の速球を投げ注目されていた続木投手、勝てる投手になるために変化球のキレを増し、神奈川屈指の投手となった。
大学進学とみられるが、大学では速球を伸ばせば一気に高い評価となりそうだ。
3―3の9回2死一、二塁。4番・藤沢が右前へ決勝打。好投手・続木のチェンジアップをはじき返し「あの“続木ボール”は見逃せと言われていたけど、とっさに反応した」と苦笑いを浮かべた。注目の強打者・手塚主将は4回に左中間へ高校通算48発目の逆転2ラン。ドラフト候補の遊撃手・宗(むね)は6月中旬に右の膝蓋(しつがい)骨骨折も強行出場。「初戦を取れて本当に良かった」と笑顔を見せた。
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