早稲田大と練習試合を行った侍ジャパンU18代表、先発したのは寺島成輝投手だったが、3回を投げて1失点、レベルの高い野球を経験した。
3回2失点
この日先発したのは高校NO.1左腕と評価される履正社の寺島成輝投手だった。寺島投手は早稲田大の安部球場について「マウンドに慣れなくて制球が乱れた」と話し初回の先頭打者に四球を与えると、けん制悪送球などで3塁まで進め、タイムリーヒットで1点を許した。2回も先頭打者に四球を与えタイムリー3ベースヒットでもう1点を許した。しかしここで寺嶋投手にエンジンがかかる。8番9番打者を連続三振に斬って取り失点はここまで、3回はヒットでランナーを背負ったものの九鬼隆平選手の強肩で盗塁を刺すと後続を断って3回を投げ終えた。
3回2安打2四球2失点、三振は2つのみ。「状態は悪くなかった。」と話すが、「高校生と違って、空振りが取れていた球をヒットにされてしまった。レベルの高い相手と野球ができてよかったです」」とレベルの高い野球を経験した。
阪神スカウト評価
この日は球速は最速で143キロ、130キロ前半の球が多い投球だった。寺島投手はこれまでもこういうピッチングを見せる事も多く、状態が悪いという事ではない。
この日視察した10球団のスカウトのうち、阪神の中尾スカウトは「球速は落ちていたけど、甲子園とは舞台が違うから気にしていない。評価は変わらない」と評価、徐々に絞られてきた阪神のドラフト1位候補の一人として高い評価をしている。
この日先発をしたという事で、8月31日の台湾戦は寺島投手が有力となったと思う。この2失点の経験をU18アジア選手権でどのように見せてくれるか注目したい。
「高校野球とは違って、空振りが取れていたボールがファウルになったり、ヒットにされたりしました。レベルの高い相手と野球ができてよかったです」
阪神の中尾スカウトが寺島の投球をネット裏から視察した。「球速は落ちていたけど、甲子園とは舞台が違うから気にしていない。評価は変わらない」。この日は最速143キロで自身の最速149キロには及ばず、2失点したが、これまで通り高く評価していた。
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