日刊スポーツが野球の国から2015という東京オリンピックで野球・ソフトボールの開催についての特集を連載している。この日は10代の金の卵2人が紹介されている。
16歳で144km/h
投手では横浜高校の1年生・藤平 尚真投手が紹介されている。藤平投手は2013年に侍ジャパン15U代表に選出され、松山で行われたアジアチャレンジカップでエースとして登板し、台湾戦で141km/hを記録、手元のスピードガンでは144km/hが出ていたらしい。
184cmの身長があり、また中学時代は走り高跳びの選手として全日本中学陸上競技大会で準優勝するなど、抜群の身体能力を見せている。横浜高校・渡辺監督も「涌井ぐらいになれると期待している」と話している。
15Uの代表では、五十幡亮汰選手(佐野日大1年生)が同じく全日本中学陸上選手権で100mを10秒92、200mを21秒81で走って優勝し、ジュニアオリンピック記録会では100m10秒79の記録を出して注目された。藤平投手、五十幡選手とも陸上の道に進んでいたら、オリンピック出場の夢ではなかったかもしれないが、まだ開催競技になっていないものの、野球で東京オリンピック出場を目指す。
14歳で130m弾
野手では東練馬シニアの万波中正選手が紹介されている。万波選手はコンゴ出身の父と日本人の母の間に生まれ、小学校入学時には既に135cm、中学入学時には177cm、そして中2の現在は187cm84kgという体を持つ。
シニアでの打撃練習ではフリー打撃で130m弾は珍しくなく、スイングスピードを計測すると146km/hを記録、プロでもトップクラスの速度だったようだ。学校では陸上部に所属し砲丸投げを2週間程練習しただけでと大会で優勝を果たすなど、抜群のパワーをもっている。
おそらく今年は全国の高校から誘われる事になるだろうが、どんな進路を選択するのか、そしておそらくドラフト候補としても名前を見る事になりそうだ。東京オリンピックが行われる2020年には高校卒プロ2年目の夏という事になる。オリンピックに出場するためには、清原和博選手クラスの活躍が必要だ。
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