福岡ソフトバンクはドラフト4位で指名した仙台育英・上林誠知選手に指名の挨拶をおこなった。
内野手転向を伝える
仙台育英の野球寮に永山スカウト部長、宮田スカウト部長補佐、作山スカウトが訪れ、宮田スカウト部長補佐は「野球センスがあるし、内野にも挑戦して、二遊間を守ってほしい」と内野手転向を伝えた。上林選手はドラフト会議で「上林誠知 内野手」として発表されたときに間違いかと思ったと話したという。それも当然で中学生になってからはずっと外野手でプレーしており、高校野球では内野を守った事はないという。
ドラフト会議で内野手を獲りたかった!?
突然の内野手転向についてはドラフト会議での指名があったようだ。福岡ソフトバンクは4位で内野手を指名したかったようだが、既に内野手の候補は残っていなかった。そこで残りの候補から内野手もできそうな身体能力の高い選手という事で上林誠知選手を内野手として指名したらしい。
おそらく東京ヤクルト2位指名の西浦直亨選手や広島3位の田中広輔選手、千葉ロッテ3位の三木亮選手などを狙っていたのだろうか。しかし、福岡ソフトバンクの後の4位指名で埼玉西武は金子一輝選手を、また巨人も奥村展征選手を指名しており、やはり上林選手の打撃も含めた素質をかったのだろう。
イチローと同じ4位からの逆襲
上林選手はYoutubeでイチロー選手の映像を見るのが大好きだという。イチロー選手もドラフト4位指名でプロ入りした。50m6.0秒の俊足とセンバツでワンバウンドの投球をヒットにした打撃と昨秋の明治神宮大会で見せた特大弾、そして強肩で素質は一級品なのは間違いない。
ドラフト指名翌日には、同じく18Uワールドカップに出場したチームメイトの内野手・熊谷敬宥選手(立教大進学予定)に内野守備のアドバイスを受けて練習を開始し、腰の高さを指摘されたという。
イチロー選手とはポジションが変わってしまうかもしれないが、ドラフト4位から内野手としてレギュラーを獲る。
ソフトバンク 指名あいさつ ソフトバンクからドラフト4位指名された仙台育英・上林誠知外野手(18)が26日、多賀城市の野球部寮で指名あいさつを受けた。
永山スカウト部長、宮田スカウト部長補佐、作山スカウトのあいさつを受けた上林は終始緊張気味。「まだ未完成の選手。身体能力を評価して取っていただいたので活躍して球団に恩返ししたい」と決意を語った。
ソフトバンクはドラフトで「内野手」として指名した。宮田スカウト部長補佐は「野球センスがあるし、内野にも挑戦して、二遊間を守ってほしい」と内野転向を示唆。中学時代以来の内野挑戦が決まった上林も、前日から内野ノックに挑戦。チームメートで18Uワールドカップ高校日本代表でともに戦い、立大に進学する熊谷敬宥遊撃手から内野手のイロハの手ほどきを受けるなどその気だ。
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