高校野球滋賀大会では高島vs長浜農の試合が行われ、注目の滝中瞭太投手が登板すると、9回107球のうち106球をストレート、最速144kmを記録し2安打9奪三振で完封勝利を挙げた。
滝中投手は春季大会で144kmを記録し、近江兄弟社を完封、自らホームランも放つなど活躍をみせプロから注目されるようになった。この試合には巨人、中日、広島など5球団のスカウトが視察し、巨人・熊野スカウトは「天性の肘の柔らかさが魅力」と、また広島・鞘師スカウトは「投球もですが、打撃もいい」と評価、また中日・米村スカウトは「鍛えれば大石(埼玉西武2010年1位)のようになる」と評価した。
ほぼ直球勝負で湖国の快腕が完封発進だ。滋賀で高島・滝中瞭太投手(3年)が長浜農を相手に2安打9奪三振無四球で完封勝利。5回まで完全投球で、全107球中、使った変化球はカーブ1球というストレート勝負を挑みプロ注目の力量を披露した。
5球団8人のスカウトが視察。「天性の肘の柔らかさが魅力」(巨人熊野スカウト)「投球もですが、打撃もいい」(広島鞘師スカウト)と、プロからも注目される才能。きょう近江が勝ち上がれば、次戦は昨秋のリベンジの一戦になる。 全文はニッカンスポーツ・コムのサイトをごらんください。
その信念は揺らぐことはなかった。9回2死一塁。高島のエース、瀧中は最後の打者を直球で見逃し三振に仕留めると、マウンド上でにっこりと笑った。2安打完封勝利は、5回まではパーフェクトで快挙を予感させたほど。しかも、変化球は4回の先頭打者に投げたカーブ1球だけ。「記録よりも球数と勝利を意識しました」。107球、無四球、ほぼ直球一本での初戦突破を満足そうに振り返った。
180センチの右腕がスリークオーターから投げ込む真っすぐは最速144キロの数字以上の切れを感じさせる。滋賀の頂点を意識し、大久保智貴捕手(3年)と話し合い、「自信の(ある)ストレートだけでいこう」と決めた。2回戦の相手はセンバツ1勝の近江と実力校の八日市の勝者。「次の相手に知られたくない」と手の内を隠して勝つ道を選択し、決め球のスライダーを披露することはなかった。
湖西の公立校に出現したドラフト候補はこの春に評価が急上昇。雪が腰まで積もる冬場、室内練習場で一日最多300球を投げ込んだ成果が出て、1年で球速が12キロアップした。この日はプロ5球団が視察し、中日・米村スカウトは「腕も振れるし、鍛えれば(大学時代に大きく成長した)西武の大石のようになる」と素材の良さに惚れこんだ。 全文はスポーツ報知のサイトをごらんください。
コメント