北海道日本ハムはドラフト6位で、慶応大の白村明弘投手を指名した。六大学のエースが下位指名されるケースは少ない。
東京六大学のエース
東京六大学のエースで特に慶応大、早稲田大については、なんとなくではあるがドラフト上位指名でなければならないという風潮があり、ドラフトで指名される力がありながらも上位で指名するのは難しいと指名を見送られた選手もいると見られる。そして今年、慶大は白村明弘投手がドラフト1位候補に名前が挙がるなど、高い素質を評価されたものの結果を残せずに指名は見送られるかに思われた。
また白村投手も春のリーグ戦前にドラフト1位でプロ入りすると目標をかたり、熱烈なプロ志望があるものの下位指名では入団が難しいかにも思われた。現にドラフト上位候補に挙げながらも指名を回避した球団はあると見られる。しかし北海道日本ハムは白村明弘投手を6位で指名した。
白村投手は入団に前向き
白村投手は「3巡目でも名前が呼ばれずに、正直諦めたんですけど。」と話したものの「ホッとしているというのが正直な気持ち。大瀬良や杉浦、岩貞、みんな上位なので負けないように頑張りたいです」と話し入団に前向きな姿勢を示した。白村投手は慶大ナインから「あれでは打たれるのはあたりまえ」と思われるような練習態度で、試合でも打たれて降板するとベンチでふてくされたような態度を取っていた。
しかし北海道日本ハムは、ダルビッシュ有投手について登板前後の態度を見て単独1位指名を決めるなど、練習やベンチの中での姿勢、さらに開会式で立っているときの姿勢などもチェックしているといい、その北海道日本ハムが指名したとなれば、そういう態度の中からも良い面を見つけられたのかもしれない。
プロでは益々練習が必要になる。練習嫌いと噂された選手は例えドラフト上位でも活躍せずにプロ野球から去っていく。特にドラフト6位となれば待っていても使われる事はない。慶大のエースというプライドも捨ててアピールし、練習をしなければ活躍はできないだろう。
プロ入り後に白村投手の真価が問われる事になる。
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