中日、ドラフト指名で落合GMとスカウト陣が対立

中日ドラフトニュース 2016年ドラフトニュース

中日が内部でもめている。落合GMと谷繁監督の確執はいろいろなところで報じられているが、その落合GMと編成のスカウト陣もうまく行ってい無いようだ。

スカウトがコメント

落合氏は中日のGMに就任すると、ドラフトの指名候補についてもオレ流の動きを見せてきた。通常であれば編成のスカウト部と一体となって動くのだが、落合GMはスカウト陣とは別の動きを見せ、試合でもスカウト陣よりも落合氏を補佐する人物と一緒に視察を行っている。

そしてドラフト会議では2014年にスカウト陣が有原航平投手、山崎康晃投手の1位指名を提案したものの、落合氏がリストアップした野村亮介投手を1位指名した。また社会人や大学を中心に指名をしているものの1軍で定着している選手は少なく、1軍で活躍しているといえるのは昨年のドラフト1位で外れ1位で指名した高校生の小笠原慎之介投手くらいだった。

そして今年もスカウト陣は履正社の寺島成輝投手や作新学院の今井達也投手など高校生を指名すべきと主張しているが、落合氏は明治大の柳裕也投手の1位指名を描いており、スポーツ紙などで報じられている。

この動きについてあるスカウトが「チームの成績がここまで落ちているんだから、一からという認識がある」と話し、落合氏の方針と対立していることをうかがわせる。

谷繁監督もそうだが、中日の球団全体が社内に気をつかう状態となっており、それぞれが自分の仕事をできていると言いにくい。オーナーと球団社長、GMとフロント、現場、まずは一体となることが必要だろう。

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あるスカウトは「チームの成績がここまで落ちているんだから、一から(将来性重視で戦力を再構築したい)という認識がある」と語気を強める。

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