広島は来年のドラフト1位候補に地元の2投手の名前を挙げた。密着マークをしていく。
通算15勝左腕
一人目は広島工出身で法政大の石田健大投手。179cmの左腕投手で147km/hのストレートと鋭いスライダーを投げ、高校時代は3年生の春季大会でノーヒットノーランを達成すると、中国地区大会でも優勝し注目された。大学でも1年目から登板するとここまで15勝を挙げており、今年の日米大学野球の日本代表にも選出されている。
来年の即戦力左腕投手では、明治大の山崎福也投手や中央大の島袋洋奨投手の名前が挙がるが、球速、変化球、そして体の大きさなどを比較すると石田投手がトップに評価されると思われ、プロ球団の左腕投手への評価が高くなる事から、来年のドラフトでは複数球団の指名の可能性もある。
争奪戦も
そしてもう一人は早大・有原航平投手。こちらも地元・広陵高校出身でセンバツ大会で準優勝し、高校時代からドラフト上位候補として注目された。昨日は阪神がドラフト1位評価をしてマークを続けるという記事があったが、広島からの名前が挙がり、これで既に2球団がドラフト1位候補として公表をする事になった。156km/hを記録し今季防御率が0.72を記録した右腕の評価はうなぎ上りだ。
広島の関係者が「2人とも即戦力」と即戦力評価をしている。今年は目玉投手の一人・大瀬良大地投手を見事に獲得した広島、来年も中心となりそうだ。
広島が来年のドラフト1位候補として、法大・石田健大投手(20)と早大・有原航平投手(21)の2人に密着することが6日、分かった。ともに地元・広島出身の即戦力投手。球団関係者は「広島出身の選手だし、マークすることになる」と語った。
石田は広島工出身の本格派左腕。甲子園出場経験こそないが、最速144キロの直球と切れ味の鋭いカーブ、スライダーを武器に高い奪三振率を誇る。東京六大学では既に15勝をマーク。左投手の少ない広島にとっては魅力的な存在だ。
一方の有原は広陵高時代から甲子園で名をはせた右腕。最速154キロを誇るスピードボールが最大の魅力だが、秋のリーグ戦では8試合で四死球7と、制球力にも定評がある。今秋は最優秀防御率(0・72)の初タイトルに輝いた。
「石田は腕の振りが魅力だし、有原には安定感がある。どちらも即戦力になる」と関係者。豊作と言われる来年のドラフトだが、地元出身の逸材を逃すわけにはいかない。継続して2人に熱視線を送る方針だ。
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