今日から早慶戦、茂木・丸子vs谷田・横尾

 今日から早慶戦が始まる。早稲田大は、丸子達也選手、茂木栄五郎選手、道端俊輔選手が打率4割を超えており、東京六大学の打率1位から3位までを独占している。投手でも2年生・大竹耕太郎投手が3勝1敗防御率1.08でリーグNO1。対する慶大は今季は不調だが、プロが注目する横尾俊建選手、谷田成吾選手と150km/hを連発する加藤拓也投手が意地を見せる。

打者

早稲田

 早稲田大は打率.439の4番・丸子達也選手、打率.424に今季5本塁打の3番・茂木栄五郎選手に注目が集まる。茂木選手は桐蔭学園出身で、大学1年時からサードで勝負強いバッティングを見せ、プロも注目している選手。また丸子投手は186cm90kgの大型スラッガーで、広陵高校時代もその飛距離に注目された。大学ではここまで活躍を見せられなかったが、今季一気にブレークした。

 捕手で6番を打つ道端俊輔選手も打率.417でリーグ3位、智弁和歌山高校時は高校屈指の捕手としてプロからも注目され、高校日本代表として吉永健太朗投手や高橋周平選手(2011年中日ドラフト1位)などと共にアジアAAA選手権で優勝をしている。

 5番を打つ3年生の石井一成選手も、作新学院時代に高い打撃技術をプロが評価した選手で、遊撃手としても注目されている。セカンドの河原右京選手は大阪桐蔭時代から守備のうまさに定評があり、守備に関しては大学トップクラス。

慶應義塾

 3番・谷田成吾選手、4番・横尾俊建選手はプロ注目のスラッガー。谷田選手は慶応高校時代に70本以上のホームランを記録し、高校日本代表でも活躍した。横尾選手は日大三の4番として高山俊(明治大)、畔上翔(法政大)、そして吉永健太朗(早稲田大)と共に、夏の甲子園で優勝した。

 谷田選手は昨年春に4本塁打、秋も3本塁打を記録するなど六大学では10本塁打を記録しておりプロも左のスラッガーとして注目しているが、この春は4年生となってのプレッシャーもあってか打率.176と低迷している。外角を左に流すバッティングは評価が高い。

 横尾選手は、昨年秋に3本塁打14打点をマーク、今季も2本塁打を放つが打点は5打点しか挙げられていない。しかし持ち味のフルスイングは相手に恐怖を与えるのに十分。

 

投手

慶應義塾

 1年秋に150km/hを記録して以来、エースとして投げている3年生の加藤拓也投手、がっちりとした体から140km/h後半を連発し、相手を力でねじ伏せる投球が持ち味。球の力では大学球界でもトップを争う。

 また4年生になりラストシーズンを迎えた三宮舜投手、投げてみないとわからない所もあるが、球のキレが良い時は相手に付け入るすきを与えず、三振を奪いまくる。

 4割打者が並ぶ早稲田打線を、加藤拓也が力でねじ伏せられるかがポイントとなる。

 

早稲田

 昨年の有原航平投手のような力のエースはいないものの、2年生の大竹耕太郎投手が3勝1敗、防御率リーグトップの成績を残す。球速こそ130km/h台だが、済々黌高校時代からのクレバーながら度胸のあるピッチングが光る。インコースを攻め続けるピッチングは見もの。

 2戦目は3年生の竹内諒投手や1年生で浦和学院で甲子園優勝の小島和哉投手が登板するが、この二人も左腕でインコースを突くピッチングが持ち味。

 プロが注目する左右のスラッガーに、強気のインコース攻めができるかがポイント。

 

監督

早稲田 高橋広監督

 昨年まで鳴門渦潮の監督を務め、昨年は侍ジャパン高校代表の代表監督を務めるなど人望も経験も、そして手腕も高く評価されていた。今年早稲田大の監督に就任すると、丸子選手を4番に起用して開花させると、投手にはインコース攻め、打者には狙い球を絞ってきっちりとした打撃をさせ、守備でもカバーリングも含めた動きを徹底させている。

 基本からきっちりとくみ上げ、高い戦略を持って試合に挑む、リーグ戦で結果を残す高いレベルの指導者。

 

慶應義塾 大久保秀昭監督

 大学時代は主将として春秋連覇を果たすと、日本石油でも捕手として打者として活躍し、1996年に近鉄バファローズにドラフト6位で指名される。プロとしては5年間で目立った成績は残せなかったが、その後、2軍のコーチなどを務め、JX-ENEOSの監督に就任すると2008年、2012年、2013年に都市対抗で優勝し、社会人屈指の名将と評価された。

 JX-ENEOS時代は都市対抗で終盤の土壇場で追い付き逆転していく強さがあり、それで勢いにのってトーナメントで抜群の強さを見せた。チームを勢いに乗せるのが巧みな監督で、短期決戦やここぞという大一番でその強さが見られそうだ。

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