白鴎大・中塚駿太投手が完封勝利、10球団視察で埼玉西武は9人態勢

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関甲新大学リーグでは白鴎大vs新潟医療福祉大の試合が行われ、プロ注目の中塚駿太投手と笠原祥太郎選手が先発した。この試合には10球団30人のスカウトが視察したが、中塚投手が公式戦初完封を記録した。

初完封

中塚投手はドラフト候補の笠原投手との投げ合いに、「めちゃめちゃ意識した。絶対に先に点をやらないようにと思った」と話した。中塚投手は最速157キロを誇りきれいなフォームもあってスカウトなどの評価は高かったもののの、これまで完投はなく、序盤に制球難で崩れたりする場面も多かった。しかし春のリーグ戦で先発して5回4安打1失点でリーグ初勝利を飾り、脱皮の兆候を見せていた。

この日は、最速は152キロを記録、それでも制球も乱れずに四球は1つのみ、コーナーを突く投球も見せた。また140キロ台のフォークボールも投げて8三振を奪い。9回を投げて3安打8奪三振完封、相手を寄せ付けない投球を見せた。

対する笠原祥太郎投手は最速147キロ左腕として春のリーグ戦では6勝0敗でリーグ戦優勝争いを演じ、プロからも注目された。しかしこの日は球が高めに浮き、7回を投げて4安打2失点(自責点1)と粘りを見せたものの、中塚投手の快投に及ばなかった。

プロスカウト絶賛

この日は10球団30人のスカウトが視察し、埼玉西武は9人態勢で視察した。

中塚投手の評価については高い評価が相次いだ。

中日・中田スカウト部長:「素材はトップクラス。大学生では田中、佐々木とこの子。大谷のような肩の柔らかさと可動域の広さは魅力。将来的にメジャーをめざせるかもしれない」

東京ヤクルト・小川SD:「速いだけでなくスタミナもありそう。大学生でこれだけ投げられる投手もそういないと思う」

東北楽天・長島スカウト部長:「春より断然よくなった。素材的には12人に入る。」

広島・高山健一スカウト:「狙ったところに制球できるようになった」

中日は大学生投手の中で中塚投手を田中正義投手、佐々木千隼投手と並ぶ存在と評価、二人はドラフト1位で指名が重複する可能性がある投手で、中塚投手もドラフト1位候補という事になる。

また埼玉西武は9人態勢で視察、中塚投手の視察の目的もあったが、春に鈴木球団本部長などが評価をしていた笠原投手の視察が目的という事もありそうだ。笠原投手については東北楽天・長島スカウト部長が「貴重な左、十分プロで通用する」と評価し、こちらも評価は変わらない。

中塚投手は、好投はまだ1試合のみだが、今後もこのような快投が続けば、ドラフト2位までに指名してくる球団があるかもしれない。また笠原投手は3位、4位あたりで指名が予想されるものの左腕が欲しいチームは2位で行くと判断する所もあるかもしれない。

白鴎大中塚初完投初完封 日刊スポーツ紙面 2016/9/18

ネット裏には10球団30人のスカウトが集結。ヤクルト・小川淳司シニアディレクターは「球も速いしスタミナもある」と話し、広島・高山健一スカウトも「狙ったところに制球できるようになった」と評価した。黒宮寿幸監督は「中塚は野球に対する考え方がしっかりしてきた」と目を細めた。

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