近大のドラフト注目投手、畠世周投手が復調の投球を見せた。延長10回までを投げ1安打14奪三振で無失点に抑えた。
復調
畠世周投手は3年生秋のシーズンに150キロの速球で4試合に完封して一気に評価を上げ、春先のスカウト会議で複数球団がドラフト上位ランクに名前を挙げていた。しかし今シーズンは開幕から7回途中4失点、5回3失点と調子を落としていた。
それでも前回の登板で7回1失点と復調のきっかけをつかむと、この日の関大戦では最速147キロを何度も記録した速球で10回を投げて1安打14奪三振の投球を見せた。肘の位置を下げ、足の上げ方を変えるなどフォームの調整を行い、状態が良くなったという。
3球団が視察
今季当初、畠選手の登板時には8球団14人のスカウトが訪れていた。しかし昨日、この投球を見守ったのは巨人、阪神、横浜DeNAの3球団だった。高校・社会人の大会も盛んとなっている事もあるが。
視察した阪神の畑山アマ統括スカウト補佐は「しっかり投げれば、これくらい三振を取れる力がある」と話し高く評価をした。
ドラフト上位候補の復調で、スカウトからも笑顔が見られる。再び視察するスカウトの人数も増えていくだろう。
初回、右前にポトリと落ちる安打を許し、1死二塁のピンチを招いたが、連続三振で切り抜けた。「いつも悪かったので」と課題の立ち上がりを克服すると、勢いに乗った。肘の位置を下げ、足の上げ方を変えた右腕の直球は最速147キロを何度も計測。
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