東都リーグ2部は全日程を終了し、日本大学が優勝を果たした。ドラフト上位候補の青山学院大・吉田正尚選手は、打率.389に3本塁打、10打点を挙げ、3本塁打は2部リーグ最多だったが、優勝はできなかった。また東洋大の原樹理投手は8勝1敗と奮闘を見せた。
日大が優勝
日大が10勝2敗、勝ち点5で5チームから勝ち点を奪い優勝した。昨年の戸根千明投手(2014年巨人ドラフト2位)のような注目選手はいないものの、3年生で軟投派の木村光彦投手と東範幸投手が先発し、岡孟杜投手などに継投していき、1点差を守りきった。1年生で148km/hを投げる大和田啓亮投手も好投を見せた。
打線では、青森山田でプロも注目した遊撃手・京田陽太選手が4番ショートに座ると、6本の2ベースヒットなどでリーグトップの打点14を挙げ、打率も.407を記録した。来年のドラフト候補として名前が再び挙がってくるだろう。
今年のドラフト候補
昨年まで1部でプレーし、プロからもドラフト上位候補と評価されている青山学院大の吉田正尚選手は、リーグトップの3本塁打にリーグ3位となる打率.389を記録する活躍を見せたが、チームは投手力不足で5勝6敗で3位に終わった。
秋に1部に復帰して最後の活躍を見せればドラフト1位指名の可能性もあったと思われるが、ドラフト直前には吉田選手の獲得を巡り、プロ球団が指名順で駆け引きをみせるかもしれない。
東洋大は東洋大姫路時代に147km/hの速球や安定した投球でドラフト上位候補にも挙がった原樹理投手が8勝1敗の成績を残した。球速は140km/h前後と大学で伸ばす事はできなかったが、8勝を挙げた事はその先へと繋がっていきそうだ。
国士舘大4年生の強肩外野手・岡雄大選手も、打率.349を記録してリーグ4位となった。国士舘高校時代に投手として144km/hを記録し、高い打率を記録してきた岡選手も名前が上がるかもしれない。
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