関西学生リーグでは立命館大の149km/h右腕・桜井俊貴投手が、伝統の同立戦に先発すると、最速147km/hの速球とカーブなどで9回1失点と抑えて完投勝利、今季4勝で通算でも20勝を記録した。
圧巻の三者三振
この春は「全国で150km/hを出す」と体重を6kg増やすなど体の強化を測り、球速も149km/hまで伸ばしている。この日は7回に最速の147km/hを記録すると、8回には速球、スライダー、チェンジアップでそれぞれ三振を奪う圧巻の三者三振を見せた。
9回を投げて4安打1失点、危なげのない投球を見せ、立命大はリーグ制覇に王手をかけた。プロも注目をしている。この日も巨人、東北楽天など4球団のスカウトが視察した。
桜井投手は昨年の大学野球選手権では、奈良学園大戦で9回9安打6奪三振ながら1失点に抑えて勝利を挙げた。伸びやかなフォームからのキレのある球は魅力があった。そして今年、一回り大きくなった姿で全国で登板をする事は、プロ入りを強く希望する桜井投手にとって大きな意味がある。
立命が王手 スポーツニッポン紙面 2015/5/24
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