大商大・岡田明丈投手が登板し147km/h、３球団スカウトが視察

　関西六大学は大商大ｖｓ大院大の試合で、既に優勝を決めている大商大は、エースの岡田明丈投手が全勝優勝を狙い登板した。

最後の打者に三振狙い147km/h

　既に優勝を決めているものの、岡田明丈投手はエースとしてチームの全勝優勝に向けて登板すると、この日も安定感の高いピッチングを見せて１失点で完投し勝利した。三振も１１個を奪ったが、最後の打者には「三振を狙っていった」と、この日最速となる147km/hのストレートで空振り三振を奪った。

　岡田投手は試合では140km/h前後のストレートを中心の抜群のコントロールの良さを見せ、安定した投球をする。しかし、時折見せる140km/h後半の速球に、将来性を高く感じさせる。この日も最後の打者に思い切り投げて147km/h、まだまだ高い潜在能力を秘めているとみられる。

　また左打者へのカットボールも非常に有効で、プロでも即戦力として登板できそうだ。

広島など３球団視察

　この日は既にリーグ戦優勝を決め、岡田投手は大学野球選手権でほぼ確実に登板すると思うが、広島など３球団のスカウトが視察した。

　大学生右腕では、仙台大・熊原健人投手、富士大・多和田真三郎投手と共に１位に入ってきそうな投手だと言える。

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エース岡田が１１三振を奪って１失点完投。最後は「三振を狙っていった」と安田孝をこの日最速タイとなる１４７キロの直球で空振り三振に仕留めた。特に「意図的に投げているときもあるし、自然とそうなる」と明かした左打者の懐へ食い込むカットボールは威力十分。広島など３球団のスカウトが見守る中、今春は５戦全勝と抜群の安定感を見せた。