法政大、青木久典氏が監督に昇格

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 東京六大学の法政大は、青木久典助監督が監督に昇格する事を発表した。富士大を全日本選手権準優勝に導いた手腕に期待がかかる。

監督交代

 法政大は2012年から2013年にかけてのオフに、当時の金光監督がOB会との対立や、部員130名のうち109名が監督交代を求めた事により4月になって辞任、当時助監督だった神長氏が監督となった。神長氏は日本通運の監督として10年連続都市対抗に導き、準決勝に進出するなどの実績を期待された。

 そのシーズンは最後まで首位を走ったものの、優勝にあと一つと迫った試合で明治大に逆転で優勝をさらわれると、秋季リーグ戦は5位に低迷、2014年も春、秋、共に5位と低迷し辞任を申し出ていた。

 

青木新監督

 青木新監督は富士大の監督として2010年に守安玲緒投手を擁して大学野球選手権で準優勝するなど、大学野球の若手の名将として期待され、2014年1月に法政大の助監督に就任した。富士大時代は中村恭平投手、山川穂高選手、多和田真三郎投手などを育てている。

 大学野球での戦い方を知っており選手育成にも定評のある青木監督が、法政大をどのように立て直すのか注目したい。

 

3大学で監督交代

 東京六大学では早稲田大が、鳴門渦潮の監督で、また18U代表の監督を務めた高橋広氏が監督に就任し、慶應義塾大もJX-ENEOSで都市対抗2連覇を達成した大久保秀昭氏が監督に就任した。

 大久保監督は45歳、青木監督は41歳と若く、他にも青山学院大が河原井監督から47歳の善波厚司監督に交代した。明治神宮大会で優勝した駒大の西村監督も40歳で、40代の若手監督に世代交代が進んでいる。

 高校野球でも大阪桐蔭の西谷監督が活躍を見せるなど40代の若手監督が結果を残している。来年の東京六大学は、監督の手腕も含めて大きな変化が起こるかもしれない。

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 青木氏は三重高から法大に進み、94年秋にリーグ制覇を経験。卒業後はHonda鈴鹿など社会人でプレーした。05年から富士大でコーチを務め、監督となった09年に全日本大学選手権準優勝。今年1月に法大の助監督に就任すると「選手のことを考えて野球をやる」ことをモットーに、休日でも選手の練習サポート役を務めるなど、ナインの兄貴分的な存在としてチームを支えた。神長英一監督(54)は今月末で退任する。

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