中大・島袋洋奨投手が登板、1回2失点も146km/h記録し横浜DeNAが評価

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 中央大の島袋洋奨投手が今季2度目の登板をし、1回を2安打1四球で2失点だったものの、最速146km/hを記録するなどやや復活という投球を見せた。

島袋投手の苦しみ

 島袋投手は興南高校で春夏連覇の栄光から4年経ち、深い苦しみの時間を過ごした。大学1年でも高校時代の能力そのままに、先発してチームの勝利に貢献した。しかし2年春の開幕の東洋大戦で、延長15回226球を一人で投げ切るという「無謀」な投球をしてしまい、左ひじの違和感で登板数は減った。

 その後、最速150km/hを記録するなど力強さは戻ったものの、3年秋には2勝6敗という苦しいシーズンとなった。それでもプロは左腕からの球威と高校時代の実績を評価していたが、4年春は四球を連発して短いイニングで降板すると、秋も国学院大1回戦で3番手として登板したが1/3回を投げて3四球で降板した。この時は球速も140km/hを下回っていた。

 

復活の手応え

 秋田監督も「ブルペンではいい球を投げている」という。故障というよりは精神的なものが大きいようだ。8月の巨人との練習試合では6回を1失点に抑える投球を見せ、この日も球速は146km/hを記録した。「全部直球です。セットで重心を落とすイメージで投げました」と話し、一つ一つ自信につながるものを残していく事で、復活に繋がっていく。

 ただし1回で2安打1四球1失点と、ようやく春の状態に戻ったにすぎない。精神的な物は、どんなタイミングで治っていくのかなどが良く分からず、プロでも活躍できずに終わってしまう選手も少なくないと聞く。

 

スカウトも評価

 この日は横浜DeNAの武居スカウトが視察に訪れ「構えた所にほぼ投げられていたし、いい球もあった。キレのあるボールを投げていたし良かった」と評価した。

 阪神や巨人も注目を続けるとしており、中日も貴重な左腕投手と評価している。最後の最後に大復活の投球を見せて華々しくドラフト会議を迎える事ができたら嬉しいが、それでも一歩一歩プロへの道を歩いているようにも見える。

 ドラフト候補左腕の中大・島袋が8点リードの9回に登板。9月9日以来のマウンドで23球全て直球を投げ込んだ。1回2安打1四球2失点だったが「今までにないような腕の振りができた」と振り返った。不調の中、先週末に兵庫県内にいるトレーナーを訪問。体の使い方を教わり、重心を下げるために走者がいない場面でもセットポジションから投げ、最速146キロを計測した。

トルネード島袋 146キロ復活気配 日刊スポーツ紙面 2014/10/1

 

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