亜大・山崎康晃投手が11回2安打無失点、阪神、中日など6球団視察

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 東都大学リーグでは亜細亜大vs青山学院大の試合が行われ、亜大はエースの山崎康晃投手が先発すると、延長11回までを投げてわずか2安打で無失点に抑える好投を見せた。

9回に最速148km/h

 山崎康晃投手は1戦目の先発を譲ったものの、この日は力のあるストレートを軸にして、7回2アウト3塁のピンチでも最速147km/hの速球で空振り三振を奪った。また9回に今季最速の148km/hを記録、延長11回までを投げて許したヒットはわずか2本、3四死球、8奪三振の内容で無失点に抑えた。

 試合は延長15回まで両チーム0が並び、15回に3年生・遠藤雅洋選手の2ランホームランで亜大がサヨナラ勝利した。延長12回からリリーフした大下佑馬投手も、4回をパーフェクトに抑える好投を見せた。大下投手も崇徳高校時にプロが注目した146km/h右腕。

 試合後に山崎康晃投手は「ここぞでエンジンをかけて三振を取れた」と話すと、生田監督も「エースの投球だった」とエースとして認めた。

 

6球団スカウト注目

 この日は阪神、中日など6球団のスカウトが視察に訪れ、中日の石井スカウトは「今季で一番いい。力が抜けていい直球を放っていた。」とコメントしている。中日は落合GMが山崎康晃投手を視察するなど、大学生投手の中では最も高い評価をしているとみられる。

 ドラフト会議では馬力がある早大・有原航平投手の人気が高いが、身長は高くないものの低めに伸びる球を投げる山崎康晃投手の方が、球の質や投球内容は上だと思う。ただし、集中力にムラがありリリーフとしての適性を評価されているとみられる。そのため、先発として試合を作れる投手として有原投手の評価が上になっている。

 投手を狙う球団もドラフト1位では有原投手、安楽投手、そして山崎康晃投手の名前が挙がる。その中から誰を指名するのか、この日の投球も含めてギリギリまで見ていく。

 ドラ1候補に恥じぬ姿を、亜大・山崎が久々に披露した。直球は九回に今季最速の148キロを計測。ピンチで力勝負を挑む場面も多く、七回2死三塁では、147キロの直球で空振り三振を奪ってほえた。

「ここぞでエンジンをかけて三振を取れた」。納得の投球にうなずいた。前週の拓大戦前、ブルペンで約1時間、生田勉監督(48)に一対一で指導を受け「あれが本当に自分を変えた」。不調を脱して勝利に貢献した右腕に、指揮官も「エースの投球だった」と称賛した。

 この日も阪神など6球団のスカウトが視察。中日の石井スカウトは「今季で一番いい。力が抜けていい直球を放っていた」と評価した。7連覇に望みをつなぎ、自身の力を証明する、155球の熱投だった。

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