駒大、今永昇太投手が2安打11奪三振完封、江越大賀選手はプロ意識のホームラン

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 東都大学リーグの駒澤大vs国学院大の試合は8-0で駒大が快勝した。エースの3年生・今永昇太投手が2安打11奪三振で完封し、4番の江越大賀選手が久々となる10号ホームランを放った。

プロを意識して江越

 今年の大学生野手で注目の一人だったのは駒大・江越大賀選手だった。181cmの大型外野手だが50m5.8秒の足があり、遠投も120m、大学でも9本のホームランを放っている。しかし今年春は打率.184と低迷すると、秋季リーグ戦も12打数1安打7奪三振と不振が続いていた。

 この日は前日夜に部屋を暗くしてイメージしながら納得いくまで素振りをして臨むと、初回にチャンスを広げるヒットが出て、それで気が楽になったのか8回には大学10号となる3ランホームランを放った。江越選手は「久しぶり過ぎて、ホッとした所が大きい」と話している。

 試合後にはプロ入りについて「意識してプレーしているので、結果を残せるように頑張りたい」と話し、プロへの思いを明かした。

 

プロも注目

 この日は12球団のスカウトがスタンドに来ており、その中での活躍となった。千葉ロッテの永野チーフスカウトは「素晴らしい当たりだった。結果は出なくても常にフルスイングしてきたことがつながった。」と評価している。

 春には中日の落合GMも視察に訪れるなど、今年の不調でもプロの評価は大きくは下がっていない。この勢いを保てば高い素質を持っている選手だけに、昨年の岡大海選手(北海道日本ハム、ドラフト3位)位の評価は受けてもおかしくない。

 

来年のドラフト1位候補も圧巻投球

 駒大はエースも抜群の投球を見せた。3年生の今永昇太投手は147km/hを投げる左腕で、早くも来年のドラフト1位候補として名前が挙がっている。この日は7回1アウトまでノーヒットピッチングを続け、ヒットを許したものの9回を2安打11奪三振無四球で完封する圧巻の投球を見せた。

 12球団のスカウトが見守る中でのピッチングで、来年のドラフト1位を大きく印象付けた投球となった。

 駒大はプロ注目の4番・江越が昨秋以来の一発を放った。5―0の8回1死一、二塁から高めの直球を振り抜き、トドメの左越え3ラン。通算10本目の一打に「あまりに久し振り過ぎて…。入るとは思わなかった。うれしい」と喜んだ。初回はボテボテの一ゴロを全力疾走で内野安打とし、2回にも内野安打。3安打を記録し「まずはヒットが打ちたいと思っていた」と胸をなで下ろした。前日は部屋を真っ暗にして相手投手のイメージを膨らませながら黙々とスイングを繰り返し、結果につなげた。来月にはドラフト会議が控えるだけに「一応意識して、結果を出せるように頑張りたい」と話した。

 ドラフト1位候補・江越が復活の特大弾だ。8回1死一、二塁。高めの直球を振り抜くと、打球は弾丸ライナーでバックスクリーン左へ一直線。現役1位の通算10号は、13年10月17日の中大戦以来の一発だ。「あまりに久しぶりだったので」と苦笑い。試合前まで12打数1安打と苦しんだが3安打を放ち、復調の兆し。ロッテ・永野チーフスカウトは「ようやくだね。結果が出なくても自分のスイングはできていた」と評価した。

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