早稲田大戦に臨んだ法政大の石田健大投手、ドラフト直前の大会で、有原航平投手が登板を回避する中での登板だったが、4回途中まで11安打で4失点と不甲斐ない投球で降板した。ドラフト1位指名が遠のく結果となった。
14球団スカウト前で
この日は早稲田大の有原航平投手が登板回避する中でスカウトが注目していたのが石田健大投手だと思うが、思うような投球はできなかった。初回に早稲田大1番の中澤彰太選手にヒットを許すと、4番・武藤風行選手の2ベースで1点を失う。
2回にも3点を失うなど、3回1/3を投げて11安打を許し4失点で降板した。最速は144km/h止まりで「最悪です。コンディションは悪くなかった」と話し、「コースに行っても打たれたのがある。打者がいいのか僕が悪いのか、帰って考えたい」と話した。
ドラフト1位から遠のく
この日はスカウトの前で最悪のピッチングをしてしまった。石田投手は1年生から登板して勝ち星を挙げていたが、防御率はそれほど良くなかった。しかし球威がありコントロールもある左腕として、プロはドラフト1位候補にもリストアップをし4年での活躍を期待していた。
しかし今年春も3勝4敗と成長した姿は見せられずにいると、この日もスカウトが1位に推せるようなピッチングはみられなかった。四死球は無くコントロールの良さは見せたものの、内野安打などもあったがコースに投げられた球を痛打されるのは、球の質なのか、フォームに問題があるのか、またはクセを見抜かれているのかといろいろな要因が考えられる。
140km/hを越し安定したコントロールのある左腕は、そうはいっても魅力がある。次の登板ではその課題を見つけ、好投を見せてくれると期待したい。
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