中大・島袋洋奨投手が巨人2軍に6回7安打1失点、4球団のスカウト視察

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 巨人2軍と中央大がプロアマ交流戦を行った。中央大は興南高校で甲子園春夏連覇をし、今年のドラフト候補左腕として注目されている島袋洋奨投手が先発した。

春から状態はかなり良くなっている

 島袋洋奨投手は今年のドラフト候補左腕として注目されているが、春のリーグ戦では開幕カード2戦目で先発すると1回1/3で6四死球で3失点し、その後も制球が定まらずにほとんど登板ができなかった。自分のフォームを完全に崩してしまい、ピッチングどころではない印象だった。

 この日は最速144km/hの速球とフォーク、カーブ、スライダーで2回までは無四球で抑える。3回、4回は先頭打者を四球で出し4回には失点をしてしまう。5回も四球と暴投などでピンチを迎えるが巨人のバント失敗などで助けられ無失点、6回は2安打を許すも2三振で切り抜けた。6回を投げて7安打4四死球も6奪三振で1失点に抑え、まだ課題もあるもののプロを相手にピッチングができる所まで戻っている。

 島袋投手は春以降これが最初の実戦だったようで、「最初の実戦で結果を残せてうれしい」と話した。

 

4球団のスカウト注目

 この日は巨人の他、横浜DeNA、東北楽天、北海道日本ハムのスカウトが訪れた。巨人の原沢GMは「春先は調子が悪かったけど制球が戻ってきた印象。秋のリーグ戦を見てみないと。」と話し、ドラフト候補に入っているかどうかについて「入っている」と明かした。また巨人の山下スカウト部長も「秋のリーグ戦が楽しみ。追いかけていかないといけない」と期待感を示した。

 北海道日本ハムの今成スカウトは「まだまだばらつきはあるけど、春に比べてだいぶよくなった」と話すと、東北楽天の後関スカウトは「春から比べると改善されつつある。でもまだ半分くらい。秋を見て最終判断します」と、こちらも秋の登板に期待を寄せていた。

 甲子園初夏連覇で150km/hを投げる左腕投手とくれば、普通であればドラフト上位に入ってくる。現に昨年秋や今年の春先は阪神などがドラフト上位候補として名前を挙げていた。秋に高校時や大学1年の時のようなピッチングを見せられれば十分ドラフト候補に入ってくる。

 プロ入りを志望している島袋投手は、「プロは目標。近くはないけど、そんなに遠くはないと思った」と話した。秋は結果を残してプロ入りを決めたい。

  スタメンに育成5選手が入り、1軍経験者は河野、大累、坂口だけだった巨人に対して、島袋は制球に苦しみ4四死球。それでも一回にイースタン・リーグで7本塁打を放っている坂口を空振り三振に仕留めるなど、最速144キロの直球とフォークボール、カーブ、スライダーを駆使して要所を締めた。

 「プロは目標で狙っている場所。いつもとは違う緊張感はありました。近くはないけれど、遠くもないと感じました」

 巨人だけでなく楽天、日本ハム、DeNAのスカウトも視察に訪れ、巨人・原沢球団代表兼ゼネラルマネジャーは「だいぶ制球が戻ってきた印象。秋のリーグ戦を見ないとね。ドラフト候補? 入っているでしょう」とリストに入っていることを認めた。

 今秋ドラフト候補の中大・島袋洋奨(4年)が、巨人とのプロアマ交流戦に先発した。巨人ら4球団のスカウトが集結する中、6回7安打1失点。春のリーグ戦で制球難に苦しんだ左腕は「プロは目標。近くはないけど、そんなに遠くはないと思った」と好投に手応え。視察した巨人の原沢球団代表兼GMは「春先は調子が悪かったけど制球が戻ってきた印象。秋のリーグ戦を見てみないと。(ドラフト候補?)入っている」と評価した。

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