都市対抗本選出場をかけた2次予選も熱を帯びている。東京、東海、近畿で激戦が繰り広げられる。
都市対抗
社会人野球にとって都市対抗は、高校野球の甲子園と同じくらいの舞台となる。社会人野球の3大全国大会(都市対抗、日本選手権、全日本クラブ野球選手権)という事もあるが、都市の名前で戦うため、地域に貢献するという使命を持って戦っている。
近畿地区2次予選ではNTT西日本(大阪市)が三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市)に2-0で勝利、共にチームの大黒柱となっている吉元一彦投手と守安玲緒投手の投げ合いとなり、吉元投手が完封をした。二人とも8年目、7年目となり社会人でもベテラン投手となったが、プロに行っても活躍できたのではないかと思わせる安定感がある。
また日本新薬(京都市)はルーキーで、昨年まで立命館大で桜井俊貴投手とともに登板していた西川大地投手が新日鐵住金広畑を完封した。東京スポニチ大会から勢いに乗る日本新薬は順調に第1代表決勝まで勝ち上がり、NTT西日本と対戦する。
近畿地区ではパナソニック(門真市)やニチダイ(京田辺市)が初戦でミキハウスベースボールクラブに敗れ、第4代表の初戦へと回って後がない状態になるなど激戦が繰り広げられている。
東京ガスが第3代表決定戦へ
また東京二次予選では東京ガスがNTT東日本に0-4で完封負けし第3代表決定戦に回った。第1代表決定戦はJR東日本vs鷺宮製作所で、その敗者が第2代表決定戦でNTT東日本と対戦、そしてその敗者が第3代表決定戦で東京ガスと対戦する。
東京ガスはエースの山岡泰輔投手が控えており、どのチームも第1、第2代表で決めたいところだろう。セガサミーや明治安田生命はすでに敗退が決定しており激戦が続く。
最激戦区いわれる東海地区2次予選は、王子とヤマハが第1代表トーナメントの決勝まで勝ち上がった。第2代表トーナメントではホンダ鈴鹿と東海理化が控えており、またこの日は第3代表決定トーナメントで東海REXと西濃運輸が勝ち上がり、トヨタ自動車、三菱重工名古屋と代表を争う。
東邦ガス、JR東海、ジェイプロジェクト、永和商事ウイングなどは最後の枠となる代6代表トーナメントにまわっている。厳し戦いとなる。
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