全日本クラブ野球選手権が開幕し、昨年優勝の茨城ゴールデンゴールズに圧巻のルーキーが登場した。国士舘大出身の倉田泰明投手は184cmの身長から147キロの速球を誇り、来年のプロ入りを目指す。
霞ヶ浦高校時から注目、現在は厩務員
倉田泰明投手は184cm84kgの大型右腕で、霞ヶ浦高校時代から大きさとストレートの速さが注目され、国士舘大では東都2部でプレーし、最速147キロを記録してドラフト候補として名前が挙げられた。しかし4年時に右ひじの靱帯をいためて4年生秋のシーズンは登板できず、プロ入りの夢は消えた。
倉田投手は野球を続けたかったがケガのこともあり、社会人チームに進むことができなかったが、「野球を続けたくてもできなかった時に、ケガをしていてもとってくれた」と茨城ゴールデンゴールズからの誘いを受けて入団した。現在は美浦の競馬のトレーニングセンターで厩務員の仕事をしながら、茨城ゴールデンゴールズの練習に参加している。17時まで仕事をしそこから22時まで野球の練習をしているという。
この日はその倉田投手が弘前アレッズ戦に先発すると5回を投げて4安打無失点と好投し、チームも14-0で7回コールドで勝利、クラブ野球の全国の舞台でまず1勝に貢献した。プロを目指しているという倉田投手、今年と来年のピッチングでプロ入りをつかみたい。
茨城ゴールデンゴールズのドラフト候補選手の動画とみんなの評価
茨城GG 倉田147キロ5回0封 2015/9/5
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