昨年夏の甲子園で球速50km/h台の超スローカーブを投げて話題となった東海大四の西嶋亮太投手は、JR北海道入りしてからはカットボールを習得し、スローカーブは封印することが分かった。
必要無い
JR北海道に進んだ西嶋亮太投手は、木製バットの社会人野球で戦うために、芯を外して打ち取るためにカットボールの習得に取り組んでいる。
金属バットの高校野球では芯を外しても強く振りさえすればホームランにされる事もあったため、スローカーブで強振を惑わすような意味合いもあったかもしれないが、木製バットの社会人ではスローカーブについて西嶋投手は、「今のところ使う予定はない。必要ないと思う」と話した。
超スローカーブは目立っただけで、昨年夏の西嶋投手は130km/h台ながら低めに伸びるストレートが素晴らしく、小柄だが将来はプロ入りも期待できるようなピッチングだった。このピッチングに東海大関係者が焦り、大学への進学を許さなかったという噂もある程だ。
社会人に進んだ事でストレートとカットボールに磨きをかけ、3年でドラフトで指名という道もある。いろいろな運命の中で、封印した超スローカーブは、これからも西嶋投手の名前を広めてくれる武器として、背中をゆっくりと押してくれるだろう。
“魔球”は封印する。昨夏の甲子園では、球速50キロの超スローカーブを投げ話題を呼んだ。しかし、社会人は強打者ぞろいで、ひとつ間違えれば、一発につながる可能性も高まる。「今のところ使う予定はない。(投球に)必要ないと思う」。自らの代名詞に別れを告げる。
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