ルーキー3投手が初勝利!

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 この日のプロ野球では中日のドラフト2位・又吉克樹投手、オリックスのドラフト2位・東明大貴投手、埼玉西武のドラフト3位・豊田拓矢投手のリリーフ投手がそれぞれ初勝利を飾った。

 

又吉克樹投手

 中日の又吉克樹投手は沖縄県出身で、環太平洋大から四国アイランドリーグPlusの香川オリーブガイナーズでプレーし、独立リーグ出身ではドラフト最高順位となる2位で中日に指名された。開幕1軍メンバーに入るとここまで10試合に登板、失点を重ねる試合もあり防御率は5.84と高いが合計12回1/3を投げて18奪三振と奪三振率が高い。

 この日の横浜DeNA戦では1点ビハインドの9回に登板し、1安打1奪三振で無失点に抑えると、味方が9回裏に2点を奪いサヨナラで勝利をつかんだ。チーム最多登板となっており、その努力がプロ初勝利を与えた。

 ウイニングボールは「お守りにします」と話している。

 

東明大貴投手

 東明大貴投手は岐阜県出身で桐蔭横浜大に進むと、大学野球選手権で慶応大を6回までノーヒットに抑えるなど全国でもトップクラスの投手となった。その後富士重工では先発、リリーフで活躍し、ドラフト2位でオリックスに指名された。

 3月28日の開幕カードでリリーフに登板し、1アウトも取れずに2安打を浴びて降板、続く試合でも2回1/3で3失点と苦しいマウンドが続いたが、13日の福岡ソフトバンク戦で2回1安打2奪三振無失点、そしてこの日は北海道日本ハムを2回1/3で1安打2奪三振に抑えて、開幕カードのリベンジと共にプロ初勝利となった。

 東明投手は「凄くうれしい。両親に報告したい」と話している。

 

豊田拓矢投手

 豊田拓矢投手は浦和学院から上武大に進み、TDKで4年間プレーした後、埼玉西武にドラフト3位で指名された。現在27歳のオールドルーキー。

 プロではオープン戦からリリーフで安定感を見せると、この日も1アウト1塁の場面で登板しピンチを抑えると、続く回も無失点に抑えてプロ初勝利を飾った。ここまで5試合6回2/3を投げて被安打3、失点0で防御率は0.00と、抜群の安定感を見せている。

 ウイニングボールは「奥さんにあげます」と話した。

 

 新人ながらここまでチーム最多タイの10試合に登板している変則右腕は、劇的な初白星に「頭が真っ白になった」と実感が沸かない様子。サヨナラ打を放った平田からウイニングボールを譲られ、「お守りにします」と大事そうにバックにしまった。

 3点リードされた4回2死二塁の場面で2番手として登板。初球を陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)に適時打されたが、その後は2回1/3を投げて無失点と好投し、味方の逆転を呼び込んだ。「凄くうれしい。両親に報告したい」と白い歯を見せた。日本ハムはプロ初登板だった開幕戦でサヨナラ打を許した相手。「やり返したい気持ちで投げた」というマウンドで初白星をつかみ「これからもこのような投球を続けたい」とさらなる活躍を誓った。

 「少し緊張したけど、いつも通り投げられた」と息をついた。上武大からTDKを経て入団した27歳。この日を含めて5試合を投げて無失点と好調を維持する。ウイニングボールは昨年11月に結婚した千春夫人にプレゼントするといい、「自分が思ったよりも早く初勝利ができてうれしい」とはにかんだ。

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