広島ドラフト1位・岡田明丈投手が降格、横浜DeNA・熊原健人投手が昇格、大学生投手ルーキーの試練続く

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広島カープのドラフト1位ルーキー・岡田明丈投手が2軍に降格し、横浜DeNAのドラフト2位ルーキー・熊原健人投手が1軍に昇格する。埼玉西武の多和田真三郎投手も1軍昇格が前倒しになるとのこと。横浜DeNAの今永昇太投手、東京ヤクルト・原樹理投手、巨人・桜井俊貴投手など、大学生ルーキー投手の試練が続く。

大学生ルーキー投手たち

2015年のドラフト会議では、ドラフト1位指名は平沢大河選手、高山俊選手、オコエ瑠偉選手が注目されたものの、大学生投手が6人指名され、ドラフトの主役となった。ちなみに大学生投手は2014年3人、2013年3人、2012年は4人、2011年は3人の指名だった。2010年には斎藤佑樹投手、大石達也投手、福井優也投手、大野雄大投手、沢村拓一投手、塩見貴洋投手の6人が指名されており、それ以来の指名人数となっている。

そして今年のリーグ戦では、原樹理投手、今永昇太投手、岡田明丈投手、桜井俊貴投手が開幕ローテーション入りし、実力の高さを示した。しかしその4人には試練が襲い掛かってkる。

まず、巨人の桜井俊貴投手は1試合に登板したものの、右肘の違和感により降格、ファームでは登板できない期間もあり時間がかかっている。原樹理投手は現在までローテーションを守っているものの5試合に登板して0勝2敗、最近は短いイニングで失点するようになり防御率も4.67と落としている。横浜DeNAの今永昇太投手は4試合に登板して0勝3敗をしている。しかし防御率は2.39を記録しており、打線の援護がなくまだ勝ち星を得ていない。

そしてこの日は広島カープの岡田明丈投手が2度目の先発をしたものの、1回の先頭から3連続四球を与え、1アウトしか取れずに6失点し降板してしまう。試合後に2軍へ降格することが伝えられた。岡田投手は大学4年で急成長してドラフト1位投手までなったのだが、まだ実戦経験の裏打ちが無い。初回の入り方について監督やコーチから指摘されており、逆にそれを意識しすぎて悪い方に行っているように見える。「初回は点を取られてもいい」という形で気楽に投げさせないと、ほかの良さも失われてしまうのではないかと心配される。

大学生投手1勝は?

その中でこの日、横浜DeNAのドラフト2位・熊原健人投手の1軍昇格が決まった。熊原投手はキャンプで力強い球を投げ開幕1軍を期待されていたが、右脇腹を痛めて2軍に降格していた。しかしファームではリリーフで9試合に登板し防御率は0.82と安定をしている。

そして埼玉西武もドラフト1位の多和田真三郎投手が5月中旬にも1軍でデビューする方針であることが分かった。昨年の春に右ひじを痛めており、キャンプでは首脳陣が驚くような球を見せたのの、じっくりと育成する方針で5月下旬あたりの1軍デビューを予定していた。しかし、26日のファームの試合で6回105球を投げ6安打1失点と好投し、また1軍も岸投手などが故障により駒が足りなくなったことから、前倒しのデビューとなりそうだ。多和田投手はドラフトでは単独の1位指名だったが、実力では新人王の本命と目される。

昨年はセリーグは横浜DeNAの山崎康晃投手、パリーグは北海道日本ハムの有原航平投手と、大学生ルーキー投手がそれぞれ新人王を獲得した。先発で奮闘を続ける原投手、今永投手に、熊原投手や多和田投手も加わり、また桜井投手、岡田投手もいずれ1軍に挙がってくるだろう。大学生ルーキー投手の1勝は誰が手にするのか注目したい。

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