東海大相模・小笠原慎之介投手が横浜高を7安打完封、甲子園とドラフト1位指名へ

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 高校野球神奈川大会決勝は、東海大相模の小笠原慎之介投手が横浜高校を完封し、2年連続の甲子園出場を果たした。最速150km/hの速球を投げ今大会は4試合27イニングを投げて防御率0.00、左腕投手として大学社会人の選手を含めてもNO1の投手となった。

150km/h、防御率0.00

 小笠原慎之介投手は180cm83kgの体から最速150km/hを記録する左腕投手、中学時代は湘南クラブボーイズでジャイアンツカップで優勝し、東海大相模では1年時から140km/h中盤を記録して主にリリーフとして登板し好投を見せてきた。昨年の甲子園でも2番手で登板し1回1/3を投げて1安打3奪三振で無失点に抑えている。

 2年秋からはエースとなり、右で151km/hを投げるライバルの吉田凌投手に背番号1を譲る事無くここまで来ている。そして今大会は藤嶺藤沢戦で7回を投げて完封などここまで無失点で勝ち上がった。

 そしてこの日の決勝・横浜戦、初回2アウトの場面で最速150km/hを記録して空振り三振を奪うなど、140km/h中盤の速球とアウトコースに外れていくチェンジアップのコンビネーションで打ち取り、9回7安打4奪三振3四死球で無失点に抑えて完封した。これで4試合27イニングを投げて無失点、防御率は0.00のまま。

 

スカウトもドラフト1位明言

 視察した巨人・長谷川国利スカウトは「シュート回転する球が一球もなかった」と話し投球の精度を評価、中日の石井スカウトも「インコースの真っすぐを見せて外のチェンジアップで勝負ができる。1位候補になるでしょう」と話した。

 今年の高校生投手の中では右の高橋純平投手と共に左で150km/hを記録した小笠原投手はトップに並ぶと見られ、また大学生でも駒大の今永昇太投手、明治大の上原健太投手と比べても、それぞれタイプが違うものの評価は並ぶと見られる。

 菊池雄星投手に並ぶクラスの左腕投手として、ドラフト1位で指名重複の可能性もありそうで、夏の甲子園、U18ワールド杯、そしてドラフト会議と注目される時期は続く。

2015年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

2015年度-高校生-神奈川県のドラフト候補リスト

エース・小笠原は初回2死。3番・三河聖央(まさひろ)を自己最速タイの150キロ直球で空振り三振に斬り、勢いづいた。要所で右打者の外角に逃げるチェンジアップも交え、7安打シャットアウト。「正直うれしいです。自分の真っすぐが力負けしなかったことが良かった」。ゲームセットの瞬間、声にならない雄たけびを上げ、歓喜した。

初回2死から3番・三河を自己最速タイとなる150キロ直球で空振り三振に斬ると、乗った。最大のピンチは6回2死満塁。前日にサヨナラ打を放った5番・石川に対して直球を3球続けて追い込むと、決め球にはチェンジアップを選択。127キロで空を切らせた。今春関東大会準決勝で浦和学院に2本塁打を喫し0―4で敗戦。ブルペンではチェンジアップの精度を高めることを意識してきた。湘南ボーイズ時代から6年間バッテリーを組む長倉が「高く浮かなくなった」と、進化した一球でピンチを脱した。

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