高校野球群馬大会では、健大高崎が5-4の接戦で桐生第一を下し、2年連続となる甲子園出場を決めた。
力尽きる
1年生からエースとしてチームを引っ張った桐生第一のエース・山田知輝投手は、今大会は6試合すべてに先発し4試合で完投、特に準々決勝の伊勢崎清明戦は5安打12奪三振で完封、準決勝の高崎商戦は8安打を許しながらも1点を守って1-0で完封と、エースのピッチングを見せていた。
しかしこの日は2回に2失点、その後粘りを見せ7回には味方が同点に追いついたものの、その裏に3失点し力尽きた。健大高崎には昨年夏、秋、そして今年春と3季連続で敗れていたが、4度目の挑戦もならなかった。
山田投手は進路について「これから考える」と話したものの「行きたい気持ちはある」とプロへの気持ちも明かした。この夏、スカウトが大挙して視察するようなことは無かったが、質の良い速球とともにマウンド度胸が良く安定感がある。186cm86kgと体もあり、プロ入りしても面白いと思う。
大学に進学しても1年目から登板する投手になり、チームのエースとして活躍するだろうが、4年間使われ続けることになりそうだ。4年は長い気もする。
健大高崎・柘植世那選手は甲子園へ
健大高崎は同点に追いつかれた7回、さらに2アウト1塁のピンチだった。ここで桐生第一は1塁走者が盗塁を仕掛けたが、プロ注目の捕手。柘植世那選手が落ちついて盗塁を阻止し、相手の勢いを止めた。
そしてその裏には決勝点となる5点目を奪うタイムリーヒットを放ち、2年連続の甲子園出場を決めた。プロ注目捕手の最後の夏は続く。甲子園での活躍でプロ入りが近づく。
山田4完投目も デイリースポーツ紙面 2015/7/27
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