専大松戸・原嵩投手が2本目のランニングホームランで初甲子園、3球団5人スカウト視察

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 専大松戸の4番でエースのプロ注目・原嵩投手が、千葉大会決勝の習志野戦で今大会2本目となるランニングホームランを記録し、チームを甲子園に導いた。

甲子園へ

 この日はエースとして先発のマウンドに上ったものの、3回2/3を投げて5安打2四死球で2失点、球速は140km/hを記録したものの不甲斐ないピッチングでライトへ回った。

 しかし7回、満塁の場面で回ってきた打席で、今度4番打者としてセンターにライナーを飛ばす。鋭い打球はセンターがワンバウンドで捕球できずに後ろに逸らし、今大会2本目となるランニングホームランを放った。値千金の満塁ホームランだった。

 昨日も注目された原嵩投手、チームは決勝に進んだものの東海大望洋に大敗した。大会直前に母親が腎臓がんで亡くなった事もあってか本調子からは程遠い内容だった。そしてこの日、母親との甲子園出場の約束を果たした。

 

打撃でも評価

 この日はプロ3球団5人のスカウトが視察、阪神の平塚スカウトは「あの場面で打てるのは大したもの。投打どちらも楽しみな素材」と評価した。

 投手としても準決勝では木更津総合を4安打1失点で完投、甲子園では投球でも良いピッチングを見せてくれるでしょう。また一人期待の投手が甲子園出場を決め、100年目を迎える高校野球は盛り上がりを見せる。

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先発としては最速140キロながら、4回途中2失点で右翼に回った。持丸修一監督(67)に「ラッキーセブン! 投手で降りたんだから、4番の責任を果たしてこい」と背中を押され、バットで取り返した。プロ3球団5人のスカウトが熱視線を送り、阪神・平塚スカウトは「あの場面で打てるのは大したもの。投打どちらも楽しみな素材」とうなった。

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