関東屈指の右腕は甲子園へ!霞ヶ浦・綾部翔投手

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 高校野球茨城大会は、霞ヶ浦高校が悲願の夏の甲子園出場を果たした。関東屈指の145km/h右腕・綾部翔投手が全国区の投手となる。

左右のエースで悲運に終止符

 綾部翔投手は189cmから145km/hの速球を投げる。高めに浮く球も多いものの、大体のコントロールがされており、変化球もスライダー、チェンジアップ、スプリットなどがある。

 今大会は137km/hを投げる左腕エースの安高颯希投手と二人で投げ、準々決勝は安高投手が完投、準決勝は綾部投手が4失点ながら明秀日立に完投で勝利した。この日は先発は安高投手、6回を投げて1安打4奪三振で無失点に抑えると、7回からは綾部投手が登板し、3回をノーヒット3奪三振無四球でパーフェクトに抑えた。

 霞ヶ浦高校は夏の茨城大会で決勝に5度進みながら甲子園に手が届かず、しかも2008年、2011年は9回あと1球で甲子園という所から逆転サヨナラ負けを喫している。甲子園に向けて両エースが万全の継投を見せ、悲運に終止符を打った。

 

関東屈指の右腕

 綾部投手は身長や球速もあり、さらに顔も良く甲子園ではかなり注目される選手となりそうだ。この日は横浜DeNAの河原スカウトが視察し、「綾部は速球だけでなく変化球も操れる。関東ではトップクラスの投手で、甲子園でも追いかけたい」と注目している。

 高橋純平投手などが出場を逃す中で、甲子園で評価が上がっていく様子が予想できる。

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「いつもより気持ちを前に出せた。みんなの思いを背負って、先輩の思いも受け継いで投げました。100点です」。最速は140キロ止まりだったが、角度ある速球に縦のスライダー、チェンジアップで打者9人から3奪三振。追加点を狙った8回に味方がスクイズを失敗しても「慌てることはなかった」と綾部。先発・安高との1安打完封リレーにも「打たれるとは思わなかった」と強い精神力も兼ね備えていた。

今秋ドラフト候補の145キロ右腕・綾部翔は、7回から登板して完全投球で締めた。「いつもより気持ちが前に出ていた。甲子園でも粘り強い投球をしていきたい」。呪縛から解き放たれた霞ケ浦ナインが、聖地で大暴れする。

“6度目の正直”だった。霞ケ浦は夏の予選で過去5度決勝に進出したが、3度サヨナラ負けを喫するなどすべて敗退。2011年の藤代戦では九回二死、ツーストライクから逆転サヨナラ負け。一昨年の常総学院戦も九回にサヨナラ負けと涙をのんだ。綾部は「その思いを背負った」と、最速140キロの直球とチェンジアップを駆使。バックネット裏から視察したDeNA・河原スカウトは「伸びしろがある。甲子園が楽しみで注目したい」と高評価した。

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