今年も残すところあと16日、ドラフト候補選手の動画とみんなの評価のページにみなさまからお寄せいただいている選手で、楽しみな来年のドラフト候補を探してみます。今日は東北地方の高校生。
名門校
仙台育英が明治神宮大会で全国優勝をした。エースの佐藤世那投手はテイクバックを大きく獲るフォームで体を大きく使いながらバランスも悪くない。144km/hの速球はまだ伸びる可能性がある。また捕手の郡司 裕也選手も佐藤選手の球を確実に捕球するフットワークと鋭い打撃を見せる。
そのチームの中でこの秋最も評価を上げたのが遊撃手の平沢大河選手だろう。平沢選手は身長は175cm前後だが、がっしりと筋肉の付いた体は大きく見え、フルスイングで投球を獲られる技術があり、浦和学院戦ではダメ押しとなる2ランホームランを放った。守備も素晴らしくプロのスカウトもドラフト上位候補の評価を与えている。高校生野手でドラフト上位に入ってきそうな選手だ。
盛岡大付には遠藤 真選手がいる。甲子園で見事なホームランを放つなど、故障していた松本裕樹投手に代わって注目をされた選手で、体の回転でホームランを打つようなセンスがある。長距離打者というよりはアベレージを残すようなバッターになるかもしれない。
花巻東には187cmの大型スラッガー・佐藤 唯斗選手がいる。既に通算28本塁打を記録し、花巻東の怪物として注目される。
八戸学院光星には2年生で甲子園でも好投を見せた投手陣が揃う。八木 彬投手、中川 優投手など力のある選手が揃う。
隠れた逸材
盛岡三では小原 和樹選手がいる。兄は花巻東で活躍した小原大樹選手で、和樹選手も花巻東などから誘いを受けたものの、公立からの甲子園を目標にして盛岡三に進むと、春の大会では2試合連続ホームランなどでチームを引っ張り、東北大会準優勝に導いた。通算23本塁打のスラッガーとして注目したい。
花巻東には才能を持った選手が揃っており、185cmから140km/hを投げる吉田 直人投手も素質の高そうな選手だ。
青森山田には中学時代にシニア日本代表として活躍した水木 海斗選手がおり、東北高校には神宮シニアで4番を打った石井 昭仁選手がいる。チームの事情でなかなか出場できなかったようだが通算20本塁打を記録しているようだ。
センバツに出場する大曲工は今年は昨年の佐々木 貴弘投手のようなしっかりとしたエースはいないものの、外野手の武田 龍成選手が投手として好投を見せる。スラッガーとして4番も打つパワーのある選手で、センバツでどんなバッティングを見せるのか期待したい。
コメント