沖縄尚学・山城大智投手が143km/h速球記録し14奪三振完投、進路は亜大へ

高校野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 沖縄尚学の山城大智投手が作新学院戦に先発すると、初回にホームランを浴びたものの、9回3安打14奪三振の快投を見せた。

さらに成長

 沖縄尚学は昨年秋に九州大会で優勝し、明治神宮大会で優勝した。しかし決勝戦で山城投手は4回までに3失点し降板している。またセンバツではベスト8に勝ち進んだものの、準々決勝の豊川戦では2回5失点でKOされている。

 それまでも実績は十分であったが、センバツの敗退で山城投手はさらに成長し球速は146km/hを記録すると、春の九州大会で再び優勝し、夏も再び甲子園出場を決めた。

 この日は初回にホームランを許したものの、9回を投げて3安打14奪三振とそれ以外はほぼ完ぺきに抑えた。山城投手は「春から成長した姿を見せるために狙っていた」と話し、三振は狙って奪ったようだ。

 「中盤から外野スタンドにお客さんが増えていくのが分かって、1球1球への反応を楽しむことができました」と余裕を感じさせるマウンドで成長した姿を十分に見せた。

 

卒業後は亜大へ

 そんな山城投手には巨人・山下スカウト部長もセンバツ時から「マークを続ける」と話しているが、山城投手は大学進学を決めている。日刊スポーツによると亜細亜大学への進学を希望しているとのことだ。

 沖縄尚学からは東浜巨投手や嶺井博希捕手が亜大へ進学し、東浜巨投手は2012年にドラフト1位で福岡ソフトバンクに、嶺井博希選手は2013年にドラフト3位で横浜DeNAに指名されている。二人は教育実習で沖縄尚学を訪れており、山城選手も二人と触れ合ったものとみられる。

 山城投手も二人に続き、亜細亜大で実績を残してからプロ入りを、そして教育実習で沖縄尚学に戻り伝統を引き継ぐ事になりそうだ。

  甲子園の朝の日差しを浴びながら、左足を高々と蹴り上げた。“琉球のライアン”山城は、コーナーを正確に突くコントロールで、3安打1失点完投勝利を無四球で成し遂げた。「春から成長した姿を見せるために狙っていた」と14三振を奪った。半分の7つが見逃し。圧巻の投球だった。

 初回2死。朝山広憲に直球を中越えソロされたが動じない。むしろ「相手が直球を狙ってくる」と感じた。最速143キロの直球に加え、「直球と同じ軌道で落とすイメージ」でツーシームを多投。スライダー、カーブを交え、打者を幻惑した。4年連続出場の作新学院を手玉に取り、チームに春夏通算20勝をもたらした。

逆襲のライアン、14K -日刊スポーツ紙面- 2014/8/18

 山城亜大希望の記事など

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント