智弁学園・岡本和真選手vs大和広陵・立田将太投手に日米12球団26人のスカウト

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 高校野球奈良大会では高校NO1スラッガーと評価される智弁学園の岡本和真選手と、149km/hの速球を投げる大和広陵・立田将太投手の対戦が行われた。この試合には日米12球団26人のスカウトが集まった。

2安打1打点2三振

 岡本和真投手はこの日、4回にショートにフライを打ち上げると、巨人の藤本スカウトが「東京ドームなら当たってるよ」と話すようなドーム天井に届くほど高々と打ち上げ、ショートとレフトの間に落ちるヒットで1点を奪った。

 また9回にはレフト前にヒットを放ち2安打を記録した。しかし2三振もしており、4打数2安打1打点1四球2三振という結果となった。高校1年からともに奈良県で戦ってきた二人、岡本選手は立田投手を「いい投手でした」と讃えた。

 一方、立田投手は2回に5点をリードする展開となったが、3回に6四死球で3失点など11失点し敗れた。9回11安打10四死球11失点という内容に「力不足。余裕が出過ぎて変に力が入ってしまった」と話した。

 試合後に岡本選手に「絶対に甲子園に行けよ」と伝え、3年間の高校野球を終えた。

 

次のステップは

 この日は日米12球団26人のスカウトが視察をした。岡本選手は会心の当たりというものは無かったものの、4回のフライのヒットについて、中日の中田スカウト部長は「打球の上がり方がすごい。長距離バッターの素質が垣間見えた」と話すと、阪神・池之上スカウトは「大阪桐蔭時代の中田が打ち上げたフライを思い出した」と話した。

 プロのスカウトは打撃についてドラフト1位クラスの評価を改めて確認した形となった。

 一方、立田投手は制球を乱して敗れた事について、「この経験を次のステップに生かしたい」と話し、進路については明言をしなかった。

 1年生で149km/hを記録し、安楽投手とは別の道で3年間の高校野球に取り組んだ立田投手、この試合の結果を答えとして見るのか、それとも他の答えを見つけているのかわからない。素質を認めているプロのスカウトもいるが、ドラフト上位や中位で指名するのは難しいとみられる。

 プロ志望すればドラフト下位か育成ドラフトで指名の可能性はあるかもしれないが、立田投手がそれを良しとするのかどうか、これから3年間の総括と進路の決定をしていくことになる。

 大和広陵の川端健吾遊撃手(3年)も「めっちゃ高く上がった。あれはヤバイです。エグイっす」と証言した。ネット裏で視察した日米12球団26人のスカウトも仰天した。巨人の藤本スカウトは「東京Dなら上(天井)に当たってるよ」とポツリ。東京Dの天井に打球を直撃させた打者は、プロでも松井秀喜(元巨人)やカブレラ(元西武)らパワーヒッターしかいない。高校通算72本塁打のスラッガーも、それに匹敵する破壊力を見せた。中日の中田スカウト部長は「打球の上がり方がすごい。長距離バッターの素質が垣間見えた」と絶賛した。

 大和広陵に11-6で逆転勝ち。プロ注目のスラッガー、岡本(3年)は4打数2安打1打点。四回には高く打ち上げた飛球を遊撃手が見失い、適時二塁打となった。阪神・池之上スカウトは「大阪桐蔭時代の中田(日本ハム)が打ち上げたフライ(の高さ)を思い出した」。敗れた大和広陵の右腕・立田(3年)から試合後「絶対甲子園に行けよ」と声をかけられ、「絶対に行くわ」。天理との決勝へ強い決意を示した。

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