高校野球福井大会ではプロ注目の捕手・栗原陵矢選手のいる春江工・坂井が2回戦で敗れる波乱があった。
延長11回サヨナラで
春江工・坂井の栗原陵矢捕手は、高校入学時からプロが注目していた選手で、肩の強さ、フットワーク、長打力などプロがトップクラスの評価をしている。
チームも栗原選手の1年秋には北信越大会で優勝し明治神宮大会や2年春のセンバツに出場すると、昨年秋も県大会ベスト4、今年春は県大会で優勝と実力も高いチームだった。
しかしこの日は9回に2点を奪われて4-4の同点に追い付かれると、延長10回表には栗原選手がヒットで出塁するも得点ならず、延長11回にサヨナラで敗れた。
プロのスカウトが大絶賛
プロのスカウトが1年生の春から3年間待ち続けた捕手でもある。この日は7球団のスカウトが視察に訪れ、阪神の池之上スカウトは「今後10年、15年は捕手はいらないという選手になるかもしれない」と大絶賛をしている。
阪神はルーキーの梅野隆太郎捕手が活躍を見せているが、層を厚くするために上位で指名する可能性もある。また生え抜きの捕手を育てたい福岡ソフトバンクは1年時よりマークを続けている。
敗戦で「何も考えられない」と話した栗原選手、次は上のステージという事になりそうだ。悔しさも糧となり名捕手としての道を歩み始める。
栗原延長力尽く - デイリースポーツ紙面 2014/7/24
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