盛岡大付・松本裕樹投手が7回1失点7奪三振、東北楽天など4球団のスカウトが視察

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 高校野球岩手大会では盛岡大付の松本裕樹投手が7回3安打7奪三振1失点の好投で、盛岡中央を下した。この試合には4球団のスカウトが視察に訪れ、東北楽天は熱視線を送った。

最速は142km/h

 最速150km/hを記録する松本投手だが、この日は142km/h止まり。しかし初回は三者三振に斬って取ると、その後はテンポを意識して7回まで3安打7奪三振1失点と好投を見せた。

 この日は志願しての登板だったという。「前より体は重かったけど勝てたので良かった」と話し調子は良くなかったが、甲子園に向けての力を抜いて抑える投球ができた。

 また投球以外でも、ランナーを背負ってから相手が足を使ってきたが、落ち着いて処理しサードランナーをアウトにしていた。

 

東北楽天スカウトが注目

 この試合には4球団のスカウトが視察をしている。中でも東北楽天は福田スカウト副部長と上岡スカウトが視察し、福田副部長は「ポテンシャルが高い。鍛えがいのある体をしている。まだまだいける感じ」と話すと、上岡スカウトもけん制でランナーをアウトにした場面について、「こういうところにもセンスを感じる」を評価した。

 北海道日本ハムでは東北出身の大谷翔平投手が、プロ野球の話題を集めている。東北楽天にとっては2012年のドラフトで地元の逸材がメジャー志望をしたことで指名を避けた事、そしてその選手を他の球団が強行指名し説得に成功した事に悔しさを持っているだろう。

 悔いの残さないように、地元の逸材に熱視線を送り続ける。

 志願して18日に続いての先発。1失点した3回以外は、7回まで全て3人で抑えきった。「前より体は重かったけど勝てたので良かった」とほっとした様子だった。

 この日の最速は142キロ止まりだったが、バックネット裏で視察した楽天・福田スカウト副部長は「ポテンシャルが高い。鍛えがいのある体をしている。まだまだいける感じだね」と素材にほれ込んだ様子だった。

  盛岡大付・松本は、マウンドで落ち着いていた。1―1の3回2死一、三塁。投球前に一塁走者がスタートを切ったのに気付き、プレートを外すと、背後で三塁走者が本塁へ。しかし、クルリと三塁走者に振り返って偽投しながら追い込み、最後は捕手に送球してタッチアウト。「慌てず、自分の判断で偽投を入れました」

 この日も4球団のスカウト陣が視察。楽天の上岡スカウトは「こういうところにもセンスを感じる」と、“足攻”に的確に対処して勝ち越し点を許さなかったことを評価した。

 この日の最速は142キロにとどまったが、4球団のスカウトが視察。楽天・福田功スカウト副部長は「非常にいい野球センスをもっている」と、みちのくのスター候補を“徹底マーク”する。

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