阪神は球団事務所内にて南球団社長、佐野アマ統括スカウトなどが出席してスカウト会議が行われた。中村GMが亡くなり始めてのスカウト会議となった。
上位候補は15人
会議に佐野統括スカウトは「ピッチャーと野手を含めて15人ぐらい名前が挙がった。ピッチャーが多いかな」と話した。候補としては県岐阜商・高橋純平投手、東海大相模・小笠原慎之介投手などの名前が挙がったという。
GMが亡くなった事について「いつも話をしていましたし、GMの意向も考えていきたい」と話した。ただし和田監督も辞任することが決まり新監督に就任を待つ状態で、今回リストアップした15人は「スカウトの中での上位候補」という位置づけであることを話した。
阪神は最終的に監督が指名選手を選ぶようになっているという。近日中に新監督が決まり監督のチーム方針を聞く事になるが、監督人事にかかわらず9日に再度スカウト会議を開き、21日のドラフト会議前日に最終的に指名選手を決めるという。
候補選手は?
阪神がこれまで名前を挙げていた中では、高橋純平投手、小笠原慎之介投手のほかに、仙台育英・平沢大河選手、日大三島・小澤怜史投手、パナソニック・近藤大亮投手、大商大・岡田明丈投手、トヨタ自動車・木下拓哉選手などが挙げられる。
この他に、他球団も1位候補として注目する駒大・今永昇太選手、明大・高山俊選手、上原健太投手、青学大・吉田正尚選手、富士大・多和田真三郎投手、仙台大・熊原健人投手は挙がったとみられる。
あと2人については、中村GMが侍ジャパン大学代表で注目した早稲田大・茂木栄五郎選手、秋に再度チェックしたいと話していた城西国際大・宇佐見真吾捕手、スカウトが注目をしている立命大・桜井俊貴投手、大学屈指の内野手、大商大の吉持亮汰選手や亜細亜大の藤岡裕大選手といった選手から名前が挙げられているのではないかと思う。
金本氏が新監督になりそうだが、長期的視野で攻撃を中心としたチーム作りを考えるならば、高山選手や吉田選手、平沢選手などが優先される事になるかもしれない。
佐野仙好統括スカウト(64)は、県岐阜商高の高橋純平投手のほか、今夏の甲子園で優勝した東海大相模高の小笠原慎之介投手も上位候補に入っていることを認めた。
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