千葉ロッテは亜細亜大の内野手・北村祥治選手をドラフト会議で指名する方針であることが分かった。北村祥治選手は亜細亜大の主将で、チームプレーに徹するスタイルを見せる。
チームプレーに徹するスタイル
北村祥治選手は星稜高では打撃のアベレージも高く、長打も打てる遊撃手としてプロから注目された。亜細亜大に進学すると1年生の春からセカンドのレギュラーとして出場、前シーズンでレギュラーとして活躍し、3度のベストナインに選ばれている。
打撃では2年生の春に打率.351を記録したものの、3年春は打率.205と4年春までの通算打率は.271でホームランも3本、しかし北村祥治選手が評価されるのはチームプレーに徹するスタイルを確立しているからだろう。右打席に入ると、ライト方向に流し打ちを心掛けたり、カットで投球を続けさせるなど相手打者の嫌がる打撃をする。また守備でもセカンドで様々な動きを見せたり、今年1月にはチームの捕手が手薄になったために捕手転向を告げられると、セカンドまで1.9秒台の送球を見せるなどセンスの高さを見せた。
捕手も含めて内野ならばどこでも守れ、2番打者としてつなぐ打撃ができるのが北村選手の特徴といえる。
千葉ロッテ評価
この北村選手に千葉ロッテの諸積スカウトは「内野はどこでもできるし、大学ジャパンでマスクをかぶった捕手。超スーパーサブまでできる右打ちの選手は貴重」と話し、スーパーサブとして必要な存在という評価を話した。
千葉ロッテは内野手では昨年に早大の中村奨吾選手をドラフト1位指名し、レギュラーで活躍を見せている。ショートにも東洋大出身の鈴木大地選手がいるものの、昨日は仙台育英の平沢大河選手をドラフト上位候補として評価していることが報道され、内野手の層を厚くする必要性を感じているのは確かなようだ。
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「内野はどこでもできるし、大学ジャパンでマスクをかぶった捕手。超スーパーサブまでできる右打ちの選手は貴重」と、担当のロッテ・諸積スカウト。常勝を目指す亜大で磨かれた北村祥のチーム優先のスピリットは、次のステージでも生かされそうだ。
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