横浜DeNAの中畑監督は、ドラフト後に投球内容を視察したドラフト2位の石田健大投手について、「いまのままなら終わる」と厳しい激を飛ばした。
法政大の先輩に
中畑監督は今年守護神を務めた法政大出身の三上朋也投手に、今年のドラフト会議で2位指名した石田健大投手について、「ローテに入るには準備が大事、そうでないとキャンプだけで終わっちゃう。」と話し、「しっかり教えてくれ」と石田投手の教育係になることを要請した。
三上朋也投手が法政大4年の時に石田健大投手が1年生で在籍しており、「大学の寮で同部屋だったが、真面目だし練習もしっかりやる。大丈夫だと思います」と話した。
ちなみに横浜DeNAには歴代の法政大のエースが在籍をしている。
法政大の歴代投手 (太字は横浜DeNAに在籍)
卒業年度 | 選手名 |
2010 | 加賀美希昇 |
2011 | 三上朋也 |
2012 | 三嶋一輝 |
2013 | 船本一樹(JX-ENEOS) 六信慎吾(西濃運輸) |
2014 | ※石田健大 |
※石田健大投手はドラフトで交渉権を獲得
今のままでは
石田投手は広島工業時代から注目され、大学2年までは最速147km/hの速球でやや荒れ球ながらも13勝を挙げていた。しかし3年の夏頃から調子を崩すと、今年は制球はまずまずも140km/hでるかでないかの球速となり、春は3勝4敗、秋は1勝6敗で通算19勝に終わった。
ドラフト1位候補として名前が挙がったものの最後は評価を落としていた左腕、投球を見てもプロでは厳しいかもという内容になっている。横浜DeNAは浜田智博投手、佐野泰雄投手などがいる中で石田投手を指名し、何かを直せば元に戻ることに自信を持っているのかもしれないが、リスクの高い指名でもあった。
もしキャンプまでに今の状態だったら、早いうちに見切られて短いプロ野球人生で終わってしまう。春までに良かった時の自分を見つけ出しその状態に戻す事ができるかどうか、1年目からの勝負となる。
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